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第60回 レモングラス

  • TAMTAM
  • 10月7日
  • 読了時間: 4分

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桜の葉はほとんど散り、風を涼しく感じています。秋分の日には、彼岸花が満開で、茗荷の花も見つけました。ようやく朝夕涼しくなり、日中も30℃を切る日が増えたきました。少しずつですが秋の気配を感じています。

 

さて、今回はレモンの香りがする、イネ科の多年草「レモングラス」を紹介します。レモングラスは、葉が十分に成長し香りが強くなる夏から秋(普通6月~10月頃)が旬です。原産国はインドです。暑い環境に適した植物なので、高温多湿な日本の夏でも育ちます。ただ、熊本のような冬が寒い地域では、防寒をしないと、寒さで枯れて越冬できません。また、根が上にあがってくるので、周りに土を被せるようにした方がいいです。春先に株分けし植え替えると、暑い夏によく成長します。

 

「借りている畑1・2」で大きくなったレモングラスの株が、今年は、寒さと養生が悪いせいで、二株とも枯れました。かろうじて生き残った部分を株分けし、植えてみたら暑い夏に大きくなりました。

枯れた根がくっ付いたままの株は抑制されるので余り大きくなりませんが、周りの枯れた株をきちんと取り除き、新鮮な状態の苗を植え替えると元気になります。

レモングラス等のハーブの株を、熊本の農業公園の植木市で購入し植え付けていますが、その土地に合う種類、合わない種類があるので「植える土をうまく調整しないといけないなぁ」と、不精者の私は感じています。

植木市などで株を購入していろいろと試してみてください。

 


➊冬を越したレモングラス(2025年8月27日撮影)

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➋元気な姿のレモングラスの株(2023年7月20日撮影)

養生が悪く、寒さで枯れました。

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➌レモングラス(2024年8月30日撮影)

今年、2025年3月には、少しの株を残し枯れてしまいました。

右はパパイヤです。

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➍「借りている畑2」のレモングラス(2023年7月30日撮影)

この株も今年(2025年)の春には、完全に枯れてしましました。

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❺冬になり、寒さで地上部が枯れたレモングラス(2024年12月9日撮影)

地上部を刈り込み、枯れた葉を周りに置き、上をビニールと寒冷紗で防寒すると越冬できますが、手抜きをすると根まで枯れます。

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<レモングラスの成分>

レモングラスの精油の主成分はシトラールで、他にゲラニオール、ネロール、リモネン等の成分が含まれており、鎮静、鎮痛、抗菌、リラックス、抗炎症効果があると言われています。

 

<レモングラスの用途・効能>

レモングラスは、お茶に、料理に、虫除けなどに用いられています。

レモングラスティーには、リラックス効果、消化促進、抗酸化、免疫力促進、血行促進、風邪の予防などの効果があると言われています。

 

お茶で利用する時は、新鮮な生の葉と、乾燥した葉では、香り・味が異なります。また、葉の根本(茎)部分、中間部分、葉の先で、香りも味も違います。

できれば栽培し、いろいろと試し、楽しんでください。

 

レモングラスを用いる料理で有名なのは、タイ料理のスープ「トムヤムクン」。「トムは煮る」「ヤムは和える」「クンはエビ」で、エビの入った酸っぱいスープです。

レモングラスの茎、ショウガ科のガランガ(Zingiber galanga)の根茎、ショウガ科のオオバンガジュツ(Kaempferia pandurata)の地下部、ミカン科のコブミカン(Citrus hystrix)の葉を用います。

ガランガはショウガの仲間で、大変辛く、体表面の血行を良くし汗が出ます。

また加熱してあるので体の中(腹部)も温めます。

レモングラスの爽やかな香りとガランガの辛さ、コブミカンの酸味が食欲をそそります。ただ、レモングラスは香り付けです。食べられますが、美味しくは食べられません。

 

近頃、眠気やだるさを感じませんか?

夏から秋へ季節の変わり目です。季節の変わり目は、寒暖差などにより自律神経が乱れやすく、睡眠不足になりがちですね。

鉄砲小路の「借りている畑」にサネブトナツメ(酸棗)の木があります。棘が数センチもあり、近づくのも嫌ですが、不眠に効果があります。

サネブトナツメの生薬名は酸棗仁(さんそうにん)といい、精神安定作用、止汗作用があり、不眠、動悸、不安、虚弱体質者の多汗や寝汗などに用いられます。

サネブトナツメ(酸棗)の種子を用いる漢方薬「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」は、疲れているのに眠れない不眠症に効果があります。

また、興奮して眠れない時は「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」を、

慢性的に眠りの浅い時は「加味帰脾湯(かみきひとう)」を、薬剤師にご相談のうえ試してみてください。  ※黄連解毒湯には「酸棗仁湯」は入っていません。

 

眠れない時、無理に眠ろうとすると、かえって眠れなくなりますね。

眠れない焦りが交感神経を刺激するのでリラックスしにくくなるからです。脳が考えるのを諦めると眠くなりますよ。

涼しい日中を元気に過ごし、秋の夜長と心地よい眠りをお楽しみください。

 

次回は、11月11日(火)投稿の予定です。どうぞよろしくお願いします。

 

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