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第38回  カボチャ(南瓜)


カボチャ(南瓜)が美味しいシーズンです。今回はカボチャを紹介します。

カボチャはウリ科の一年生つる草です。原産地はアメリカ大陸で、北アメリカを経由してヨーロッパへ伝えられ世界中に広がりました。

カボチャの名前の由来ですが、カンボジアから渡来したとされ、ポルトガル語の「Cambodia」がなまって「カボチャ」と呼ばれるようになったとのこと。また、中国を経て渡来したので「南京(ナンキン)」など、全国でいろいろな呼び方があります


度々品種改良がなされ、多くの品種があり、日本で収穫できない時期には、メキシコ、オーストラリア等から輸入され、市販されています。

飼料用のカボチャは大きいものは1トンにもなります。熊本の「坊っちゃんカボチャ」は、手のひらに乗るほど小さく300gぐらい。ホクホク感が強い粉質で糖度が高く、食味がよく、特にカロテン(カロテノイド)の含有量が多いです。使いきりサイズで、レンジで簡単に加熱調理できて人気です。手軽に美味しく食べられるのが良いですね。

また、熊本市の伝統野菜「ひご野菜」15品目の一つに「カスガボウブラ(春日ぼうぶら)」というカボチャがあります。ボーリングのピンのような形をし、下の膨らんだ部分にだけ種子が入っています。大きいものは5kgを超すものもあります。


畑のカスガボウブラ

カスガボウブラのハローウインの飾り

カスガボウブラの重さ測定(5.4kg)


カスガボウブラのペースト

カスガボウブラのスープ



カボチャは全ての部分が薬用です。

果実を、南瓜(なんか)といい、消化器系を補い、気を益す、消炎、止痛、解毒等。

花は、南瓜花(なんかか)といい、熱を清め、腫毒を消す。

根は、南瓜根(なんかこん)といい、乳の出を良くし、火傷を治す等。

種子は、南瓜子(なんかし)といい、駆虫作用等。

茎のヒゲ(巻きひげ)は、南瓜鬚(なんかしゅ)といい、乳頭が中に入ってしまうのを治す、疼痛に。

蔕(へた)は、南瓜蔕(なんかてい)といい、デキモノ、火傷に。

茎は、南瓜藤(なんかとう)といい、結核の微熱、胃痛、月経不順等に。

葉は、南瓜葉(なんかよう)といい、切傷、火傷等に用いる

と「中葯大辞典」に記してあります。すごいですね!! 

そういえば、「ベトナムの方は、畑のカボチャの蔓の先の柔らかい茎葉を、野菜として食べる」と甲佐町の方から聞いたことがあります。


カボチャの黄色い色は、ニンジンと同じカロテノイドです。

カロテノイド類は、抗酸化力や抗腫瘍活性等があり、眼の病気、生活習慣病の予防などにも注目されており、日常生活にある程度必要な化合物です。

日本人はトマトなどのカロテノイド類を含む野菜を摂取しているので、あまり問題ないのですが、アフリカ等では摂取量が少なく、カロテノイド類(ビタミンA)の摂取不足で眼の病気が多いようです。日本でもビタミンA不足の方がたまにおられますが、ある程度の野菜は毎日食べるようにしましょう。

また、カロテノイド類は、脂溶性の化合物や油と一緒に摂取すると吸収率が上がります。ただ、摂り過ぎると体内に溜まるので、続けて多量に摂取せず、ホドホドにしましょう。

※脂溶性ビタミンは、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK等があり、水溶性ビタミンには、ビタミンB群、ビタミンC等があります。水溶性ビタミンは、たくさん摂っても余分なものは尿として排出されてしまうので、毎日、食事から必要量を摂るといいでしょう。ビタミンは体内でほとんど作ることができません。


「冬至にカボチャを食べると風邪を引かない」というのは、江戸時代に広まった習慣で、緑黄色野菜の少なかった江戸時代に、冬にビタミンを摂ろうとした先人の知恵です。

現在では、いろいろな緑黄色野菜が冬でも売られています。体に必要な化合物が不足しないよう、偏食せず、サプリメントからではなく、肉、魚、野菜、果物などを、一週間で満遍なく食べるのが良いと思います。できれば、添加物の少ない食品の摂取をお勧めします。

食品を偏って摂り過ぎると、急性肝炎、腎炎などになる可能性もありますので、注意しましょう。私の過去の人体実験の考察からです。


師走に入ります。なにかと気ぜわしい毎日ですが、身体に気をつけて、元気(元の気:普通のエネルギー状態)に、楽しい年末年始をお過ごしください。


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