いまネパールにいます。
1月19日に福岡から出発し、バンコク経由でネパールのカトマンズに着きました。
経由したバンコクで一泊。
気温39℃。空港から移動のモノレールの中から真赤なタ陽が沈むのを見ました。ホテルに着いたのは、陽が沈んだ後の午後7時前。4年ぶりに来ると変っていますね。
いつものWatan Hotelの前のキャバレーは立派に!! マクドナルド横のスーパーは潰れていました。ホテルの部屋は改装して綺麗で、バスタブも深くなっています。いつものように冷蔵庫にはミネラルウォーターが常備されています。ホテル代1泊750バーツは以前と変りません。レートが悪いだけです。1万円=2,100バーツでした。
早朝からの長距離移動。疲れました!
バンコクのWatan Hotelの部屋
夕食はホテルの1Fで。安い麺スープと焼き飯でした。
1月20日、ネパールに着いて、さっそく古い油に当たり、下痢をし、ひどい目に遭いましたが、ゲストハウスの奥さんのお粥とダルスープ(豆スープ)のお陰で3〜4日目にはだいぶ回復し、普通食を食べられるようになりました。
ネパール訪問の目的は、今回もカトマンズ盆地内の南、Patan地区にある大学、KVC(Kantipur Valley College)での講義や実習(ボランティア)です。
カトマンズ盆地の南、Patanの「マハブッダゲストハウス」に滞在しています。2016年から5回目(コロナの3年間は行けなかったので)、毎回1ヶ月位お世話になっている宿です。
マハブッダゲストハウス:4Fの窓が開いている部屋を借りています(2ベットルーム)
ゲストハウスの奥さんのお粥とダルスープ(豆スープ)
屋上に中国製の洗濯機があります。「自由に使っていいよ」と言われたので、1週間着たジーパンやジャケット、寝衣等々でドラムがいっぱいに! 大物を洗うのがずいぶん楽です。洗濯→すすぎ→脱水で2時間ぐらい。ソフトでのんびり動くので生地には優しいですね。洗剤は横に置いてあった合成洗剤を使わせていただきました。終わったら自分で干します。天気が良いので、今日中には十分乾きます!!
手足付き寝袋:裏返して天日干し中。手足が出るので寝返りが楽で、部屋の中も動き易いです。あまり使う人いないかな? 結構、使っているかなぁ?
さて、時季外れかもしれませんが、今月は「キノコ」を取り上げてみました。
まずは「キノコの豆知識」から。
毒キノコと言われるものが200種ぐらいで、他のキノコのほとんどは食べられます。ただ、美味しく食べられるのは100種ぐらいと言われています。人は「美味しくない!?」と感じると吐き出し、それが毒だという人もいるそうです。
キノコは菌類で、分類学上はカビに近い仲間で、その本体はカビのような菌糸というものです。普通目に見える部分は胞子をつくるための器官で、ある時期に菌糸が集積し、地上部に現れ、肉眼で見えるようになったものを一般にキノコと呼んでいます。
日本には少なくとも約5,000種のキノコがあると言われますが、正確な数は分かっていません。 出典:東京都公式HP 東京都保健医療局 食品衛生の窓「キノコの基礎知識 1.キノコとは」を参考に編集
そして、日本では人工栽培の「食用キノコ」が一年中売られています。
左から、エノキ、シメジ、シイタケ (2023年11月17日撮影)
左:ヒラタケ表 右:ヒラタケ裏 (2023年12月1日撮影)
ネパールでは、キノコは2月の終わり頃から露天の店で多く見かけますが、旬には少し早いです。でも、一軒だけ「キノコ」売っているのを見つけましたよ!!
まだ歩き回っていないので、あまり写真がなくてすみません。
左:ヒラタケ 右:マッシュルーム(2024年1月26日 ネパールにて撮影)
ところで、皆さんは、キノコと言えば何を思い浮かべますか? 私はキクラゲ(木耳)です。キクラゲは広葉樹の枯れた木に生えます。庭や大学校内の枯れた木でも収穫できました。松茸も良いですね。何年も食べていませんが。最後に買って食べたのは、カナダ産の小さい松茸でした。値段の割には、香りも味もいま一歩でした。60年以上前、子供の頃には秋になると家の山で、毎日のように採れていましたけどね・・・。
<キノコの機能性>
キノコはタンパク分解酵素を含みます。タンパク分解酵素が最も強いのが「マイタケ」と言われています。
また、多くの機能性があるので、簡単に紹介しておきます。
・不溶性植物繊維が多く、便秘解消、免疫力アップ、肥満や糖尿病を予防する。
・多糖体のβ-グルカン、レシチンなどは抗腫瘍活性がある。
・ビタミンDの前駆体(不活性な状態のビタミンD)を含み、カルシウムの吸収を助ける。
等が、報告されています。どこまで信じ良いのやらと感じる報告もありますが。
<キノコの漢方薬>
漢方薬や民間薬として、キノコ類で最も高価なものは「冬虫夏草(トウチュウカソウ)」ですね。他に「霊芝(レイシ)」も高価な健康食品の一つです。
また、漢方薬に配合されているキノコ類には、茯苓(ブクリョウ)、猪苓(チョレイ)があります。代表的な処方としては「五苓散(ゴレイサン)」があります。「沢瀉(タクシャ)、朮(ジュツ)、楮苓、茯苓、桂皮」の5つの生薬が含まれ、体内の水分バランスを整える素晴らしい漢方薬です。ネパールで下痢をした時も、鼻水が出る時などにも服用しています。「五苓散」は副作用が少なく、嘔吐下痢、二日酔い、花粉症の鼻水、高山病の水分の変調、車酔い、雨が降りそうな時の偏頭痛等々、赤ちゃんからお年寄りまで利用できる漢方薬です。手元に置いておかれると良いでしょう。
左: 冬虫夏草(ブータンで撮影) 右:茯苓(武田薬品京都薬用植物園で撮影)
<キノコ 注意点>
キノコ狩りなどでは毒のあるキノコにご注意を。うっかり食べると食中毒に。たまに死にも至りますよ!!
キノコの講習会等で、専門家が「食用だ」と言うので採取して、会の終りに採取したキノコを煮て食べた際に、軽い嘔吐・下痢を起こすこともあります。九州には、即死亡するといったキノコは、ほとんど有りませんが、それでもキノコの中毒は後を絶ちません。良く知った人の指導の元に採取し、調理して下さい。後は自己責任でお願いします。
危ない物を食べる時は、夕食にはやめた方がいいと思います。何故ならそのまま寝てしまって起きなければ大変ですので・・・。
2月は一年で最も冷え込む季節です。首や背中を冷やし風邪を引かれないように、ご自愛ください。
熊本よりも暖かで、阿蘇山と同じ標高1500mのカトマンズ盆地の Patan の「マハブッダ ゲストハウス」より!!
Comments