top of page
検索

第37回  パインアップル(通称:パイナップル)

TAMTAM

今回は、パイナップル(Pineapple)を紹介します。

パイナップルは、南アメリカの熱帯原産のパイナップル科の植物です。


<パイナップルの名前の由来>

Pineは、普通、松の木や松材を意味する英語で、松毬(マツカサ)に似た果実(apple)ということで、Pineapple=パインアップル(通称:パイナップル)の名前があります。

私が子供の頃は、缶詰のパイナップルが主で、生のパイナップルは稀で、病気のお見舞い等、特別な時に。しかし今は、生のパイナップルがたくさん売られていますね。世界中を繋ぐグローバルな流通が良くなり、外国から多くの果物が日本に入ってきています。

国産のパイナップルはほとんどが沖縄産です。沖縄に出かけ、現地で熟したパイナップルを食べると香りもよく大変美味しいです。芯まで美味しくいただけます。ただ、一般に店頭で見るものはほとんど(95%)がフィリピンからの輸入品です(2019年の財務省貿易統計)。未熟で日本に入り、追熟するので、味や香りは余り良くありません。


以下の写真は「借りている畑1」の近く、鉄砲小路の農家の方の畑で撮影させていただきました。


パイナップルの花(pic1.2023年6月1日撮影)


パイナップルの花、上から(pic2.2023年6月1日撮影)


葉の棘が鋭いスナックパインの果実(pic3.2023年10月5日撮影)


パイナップルの果実:種類は不明(pic4.2023年10月5日撮影)

世界中で、食用だけでも200を超える品種があるといわれています。



<パイナップルの栄養素等>

パイナップルにはフラボノイド類も含まれ、抗酸化作用などの機能性を持っています。

文部科学省の食品成分データベースでは、普通の生のパイナップル100gあたりのカロリーは53kcalで、果物の中では平均的なカロリーです。ただ、沖縄で食べる完熟果実は糖質が多く甘いのでカロリーは数倍です。


パイナップルに含まれる特徴的な栄養素は、水溶性のビタミンC、ビタミンB1、カリウム。不溶性の食物繊維。タンパク分解酵素のブロメラインなどで、これらから、シミ予防、むくみや便秘の予防・改善、代謝アップなど、美容効果や疲労回復が期待できるようです。

ただ、生で食べると「タンパク分解酵素」により、口の中がただれる、喉が痛くなるなどの人もいますので、皮膚の弱い人は、生を避け、加熱したり、缶詰のパイナップルを食べてください。缶詰は、製造時に加熱滅菌しているので、「タンパク分解酵素」は失活しています。

「タンパク分解酵素」を含む果実は、パイナップルの他に、パパイア、キウイフルーツ、メロン、イチジクなどが知られています。肉を柔らかくするので、生の果実を小さく切り、肉と一緒に置いておくと良いでしょう。柔らかくなり高級な肉のようになるかもしれません?!野菜や果物の内在酵素を、巧く利用した料理方法がたくさんあります。しかし逆に、少々困った酵素もあります。例えば、キュウリのビタミンCを分解する酵素。生のキュウリを切って放置しておくとビタミンCが減っていきます。


<便秘解消法等>

不溶性植物繊維の多いパイナップル以外にも便秘に用いる薬用植物には、雑草のカワラケツメイ(河原決明)もあります。市販では、マメ茶(山口、島根)、きし豆茶(高知)などと呼ばれます。また、似たような薬用植物で下剤に用いられるアロエ、エビスグサ種子(ハブ茶)、ハブソウ種子などもあります。便秘の解消には、これらのお茶を飲むのもいいですが、普段から植物繊維の多い野菜や発酵食品をリラックスしながら食べてください。

出そうかなと感じてトイレに行っても出ない人は、今にも出そうになるまで待って(漏らさないように)トイレに行ってください。(便秘で苦しむより、少し漏らした方が良いかも?!)

とにかく、一日3度も食事をし、一度も大便が出ないのは如何なものでしょうか? 

野菜をよく噛んで、ユッタリと食事をし、出るのを我慢せず、今にも出そうになったらトイレに行って、「大きな便り」を出してください。

「体からの小さな便りの小便」、「体からの大きな便りの大便」を、たまには観察し、便りを読んでみてください。



寒くなってきました。背中が冷えて風邪かな?と感じたら、早めの予防を。私は直ぐ葛根湯を一包飲み予防しています。

また、冬場に緑黄色野菜(葉物)をたくさん食べ、フラボノイド類を摂取して花粉症の予防に備えてください。

便秘解消や花粉症対策には「野菜スープ」もいいですよ。「最強の野菜スープ(前田 浩 著)」を参考に、野菜スープを作り、「水溶性の機能性化合物」をいっぱい含む汁まで全部摂取してみてください。便秘が解消され、免疫力がアップし、春先からの花粉症が軽減するはずです。





最新記事

すべて表示

Commentaires


bottom of page