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ドクトルしょうちゃんの”日々是植物愛”
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第62回 ニッケイと桂皮
寒さで体がこわばりやすいこの時期、身体を温め、気の巡りを整え、血を巡らせる植物はいろいろありますが、特に、ニッケイや桂皮(ケイヒ)などがお勧めです。 ニッケイ( Cinnamomum sieboldii )と同じ属の桂皮、シナケイヒ( Cinnamomum cassia) の樹皮は、薬用では「肉桂」「桂皮」「桂枝」、食用では「シナモン」「桂皮」などと呼ばれ、さまざまに利用されています。 日本で一般的に使われている桂皮、シナケイヒ( Cinnamomum cassia )は、ベトナムや中国南部などの東南アジアから輸入されており、その約90%は食用(香りが良い)として、10%弱は薬用(辛味が強い)として用いられています。 日本在来種とされるニッケイ(ニッキ)は、奄美・沖縄を原産とし、のちに鹿児島、熊本、宮崎などへ移植されたと考えられており、ほぼ地域利用・少量利用に限られます。 鹿児島では、ニッケイを「けせんの木」「けしんの木」「ニッキ」などと呼びます。抗菌性のあるニッケイの葉2枚で餅を挟んで蒸した「ケセン団子」は、鹿児島の郷土菓子で、独特の
2 日前読了時間: 4分
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